2022年8月1日 株情報

2022年8月1日 株情報
(2022年7月31日執筆)


【カギその1 続報】インフレピークアウト数値出現の2

ここ数か月の株情報において、余剰キャッシュの再投入タイミングを伺う機関投資家群が重視している注目指標の中でも最重視項目と分析されるのが、ミシガン大学消費者マインド指数「5-10年長期期待インフレ指標」(6月27日株情報【1-1】、及び7月19日株情報【1-1-1】参照)と、消費者物価指数(CPI)の中でもコアCPIの「前月比」動向(6月27日株情報【1-2】、及び7月19日株情報【1-2-1】参照)の2点でした。そして先日の日本時間7月29日23時、まずミシガン指数の確定値が公表されました。さっそく見ていきましょう。

【1-1-2】ミシガン大学消費者マインド指数「5-10年長期期待インフレ指標」確定値

ア 注目の7月確定値は2.9%(速報値2.8%)

速報値よりも0.1%の上方修正です。よって、前月の確定値3.1%から0.2%の低下が確定しました。

イ 今後の展望

これまでの機関投資家の見解では、この指標の0.2%の上昇が「ゲームチェンジャー」と評されるほどのネガティブサプライズであったことから、反対に今回の0.2%の下落という数字は「逆ゲームチェンジャー」という解釈もできることになります。実際にロイターの報道では「今回の結果は、物価が長期的にさらに上昇するとの消費者の見方が定着していないことを示すものとしてFRBから前向きに受け止められそうだ」と解説されていました。つまり株価には好材料です。前回の本項目において、ダウ、ナスダック、S&P500指数の各チャートが典型的な底値反転型のパターンを示現しつつあると述べましたが、その後も続伸しているのは、こうした指標を先読みした機関投資家群が買いに転じていることを暗示させるものです。

【本年残り5カ月の展望】

こうなると、個人投資家最大の関心事は「株は今こそ買い時なのか? そして本当に買いならば、今からであればセクターはどこがいいのか?」という一点に集約されると言えるでしょう。ここで真っ先に思い出されるのが、調査会社ネッド・デービス・リサーチの分析です。これは、これまでの本コーナーにおいて、6月3日株情報【Ⅱ】需給動向【21】③、及び7月4日 株情報【2-10】で解説しているものです。つまり、今こそが最終第4段階(ブレドス・スラスト)のクラスター発生場面を迎えつつあるのかどうか?ということになります。これを見極めるために、本年度に執筆してきた本株情報の中から、今こそ再参照すべきと筆者が考えた各項目を再抽出して、以下に再検証していきましょう。

再抽出した項目は、体系的に整理してみると、おおよそ以下の内容ごとに分類できると思います。

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ア 機関投資家は、トレンドが買い転換したと考え出したのだろうか?

イ 機関投資家の、リセッションの度合いの許容範囲はどの程度なのか?

ウ 機関投資家の、企業業績の許容範囲はどの程度なのか?

エ 機関投資家は、余剰キャッシュの投入タイミングをどう伺っているのだろうか?

オ 機関投資家は、ショートポジションをどうする予定なのだろうか?

カ そして、機関投資家の言う「秋の真の問題」の見通しはどうなりつつあるのだろうか?


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【今日のチャート分析】

※近日中UP予定