2017年6月26日 株情報


【解説】
 前回の解説で「2万円を目前に、くすぶっている感のある日経平均」と述べたが、
現在の状況は「2万円をちょっと超えたところで、くすぶっている感のある日経平均」という状態になってしまった。
これだと本当に、2万円のレジスタンス(抵抗線)を上方ブレイクアウトしたと決めてかかってよいのか悩む。
(渋谷高雄株式投資大百科第3章第3項にて解説)
ただ少なくとも相場が強くなければ、2万円は超えられなかったであろうし、
週足や月足のチャートを見る限り上昇トレンドは継続していると判断できるので(同項にて解説)、
メインシナリオは買いに据えることになろうが、目標や損切りのポイント設定に悩む。
そこで再度、チャートの期間をいろいろ変更してよく見てみると、2本の上昇トレンドラインに挟まれたチャネルが新しく発生していることが分かる。
(同第5章第6項にて解説)
これにより、主に4つのシナリオが考えられうる。

①チャネル上限を突破した(ブレイクアウト)ところでの買いシナリオ

②チャネル上限での反落を狙った空売りシナリオ

③チャネル下限での反発を狙った買いシナリオ

④チャネル下限を突破した(ブレイクダウン)ところでの空売りシナリオ

どのシナリオをメインに据え、どれをサブにするかなどのトレード方針は、
大百科第6章(マーケット研究)や第8章(トレードシナリオを立てる)に詳述しているように、
いま現在マーケットに起こりつつある現象を参考に決めていくことになる。