明けましておめでとうございます。
本年も当研究所並びに渋谷高雄株式投資大百科をどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、火山大噴火のような日経平均741円高の大発会、この先強く人々の記憶に刻まれることでしょう。
昨年10月8日の株情報で以下のように書きました。
●大局的な見地からみて、日経平均は大きな節目にありそうだ。
特に月足で見ると、実に今から17年前のITバブルの頃からの抵抗線に差し掛かっていることが分かる。
(中略)
もしも上にブレイクアウトできれば、N字チャートパターンのセオリーから、
(渋谷高雄株式投資大百科 第5章第16項の1「急騰後、高値揉み合いのブレイクアウト」等にて解説)
日経平均は26,000円くらいまで上昇する可能性すらある●
このように、昨年10月8日の原稿執筆時点での日経平均は21,000円より少し下の位置にありました。
現在、そこから約2,500円上昇したことになります。
本日の日経平均終値が23,500円ほど、3か月前のN字チャートパターンのセオリーに基づく分析で、スタート21,000円から目標株価26,000円までの想定上昇値幅約5,000円のうち約半分をこの期間で達成したことになります。
残り半分の目標達成に向け、今後は株価が一時的に下落する押し目の場面があれば、そこは絶好の買いのチャンス到来と言えそうです。
しかしながら、北朝鮮の指導者が「私の机の上には核の発射ボタンがある」と新年の挨拶の中で言ったとニュースで報じられました。
これは昨年8月14日の原稿でも触れたことですが、「歴史のIf」を想像した時、アメリカ政府が「ロケットマンがポチっと押す気になる前に予防戦争だ!」と決定したら・・・
「キル! ロケッツマン!」
その予防戦争は戦術的には「奇襲攻撃」である必要なのは明白です。
北朝鮮のスパイが多数のネットワークを構築しているはずの韓国政府や、情報管理がザル同然の日本政府に、本当に事前通告しては奇襲攻撃になりません。
よって金正恩の抹殺と核関連施設の無力化を目的とした予防戦争は、大地震と同じく、ある日ある瞬間突然いきなり寝耳に水で知ることになると考えています。
そのネタの時だけは、下がったら本当に絶好の買いチャンス到来かどうか、その時になってみないと分からないでしょう。
そのネタ以外での下げは、基本的には押し目買いが有効なシナリオになるのが2018年と予想しています。