2018年9月3日 株情報

世間の親たちの憂鬱に「子どもたちの夏休み」が上位にランクインするそうですが(笑)
私も多忙で、気がついたら前回の原稿執筆(6月29日)から2か月近くも時間が経ち、気がついたらあっという間に夏は過ぎてしまい、この原稿を楽しみにされていた方々には申し訳なかったと思います。

さて気を取り直して、9月以降の秋相場を頑張っていきましょう!

結果的には、前回原稿で予想したシナリオAの展開でした。
上海の日足チャートが前回述べたように7月中に底値反転のチャートパターンを形成してきた後、そこから大きく下落せずに株価が横ばいだったので(底値反転チャートパターンについては、渋谷高雄株式投資大百科第5章第2項を参照)、結果としてシナリオAの展開になったと考えています。

問題は今後ですが、日経はその後の8月の株価の動きを経て、上値23000円前後、下値22000円前後のレンジ相場を形成しました。
(レンジ相場については、渋谷高雄株式投資大百科第3章第4項「サポート・レジスタンス」等を参照)
こうなるとどうやら、秋相場最大の勝負どころは、いずれ到来するであろうレンジからの上下どちらかへのブレイクについていけるかどうかにかかってきそうです。
掲示した日経平均日足2年チャートをご覧下さい。
今回も含めて過去4回、数か月にわたって機能する抵抗線が形成され、その後、地盤沈下や火山噴火のように株価の急変動が発生しています。

さて今回はどうなるでしょう?
今回は私も頭を悩ませています、予想が難しいのです。

ですがTOPIXのほうの2年チャートには、より分かりやすそうなシグナルが見てとれます。
掲示したTOPIX日足2年チャートをご覧下さい。
形成期間1年近くにもなる、大きな三角もち合いチャートが形成されていることが分かります。
仮に、大きな出来高を伴い上下どちらかにブレイクしたら、一定期間はそのトレンドが持続すると予想できるので、これからの秋相場、その動きだけは見逃さないようにしたいところです。
(三角もち合いチャートブレイクの動きについては、渋谷高雄株式投資大百科第5章第2項や12項を参照)