2020年2月25日 株情報

恐縮ですが今回の原稿は、要点のみで手短となります、ご容赦下さいませ。
前回の2月11日付けの原稿において、
>そこで思うのは、2月5日のような分かりやすいシグナルが再び出ないものか?ということ。
>筆者も過去の成功体験から、あるチャートパターンを想像しています。
>もちろんそれも、株式投資大百科のどこかに書いてあることなのです。

このように述べましたが、その答えは、今回の①日経平均 日足6か月チャートにおけるAとBのような、新しい上昇トレンドラインレンジの出現だったのです。
このチャート上において、株価がラインAに接近する場面で、5日移動平均線が上向きになったり、日足で大陽線が示現したりなどのシグナルが出れば、それはまさに、渋谷高雄株式投資大百科第1章第6項(特にチャート1-6-3-1やチャート1-6-3-2)で詳しく解説しているパターンとなるのです。
しかしながら、新型コロナウイルスは関東圏でいよいよ広がりをみせており、2月2日の原稿で述べたような「もしも、この先たった数ヶ月で世界の主要大都市が武漢のようになったら・・」という不安は、東京で現実化する恐れがないと言い切れない様相を呈してきました。
また肝心のワクチンについても、WHOのテドロス事務局長が2月12日に記者会見で「新型肺炎の最初のワクチンは18カ月以内に準備できる可能性がある」と述べたことで、ひとつの材料出尽くしとなってしまった感があります。
そして、この原稿執筆時点(2月24日22時くらい)におけるCME日経先物の値位置が約22400円と★印のあたりなので、このままだと株価は早くも、トレンドラインA割れを起こすことになります。
(●CME日経平均先物については、渋谷高雄株式投資大百科332ページを参照)

トレンドライン割れの場合、どのようなシナリオで臨むべきなのか?
また★印は、ちょうどサポートラインDのあたりだが、株価が本当にそこまで達した場合、どのようなシナリオで臨むべきなのか?

私も読者の皆さまも、これまで学んだこと、経験を積んだことの全てをぶつける場面が明日(2月25日)以降に到来することになりました。

皆さまの健闘を祈ってやみません。
そして何よりも、コロナウイルスが今後さらに大流行しても、死者や後遺症が最大限少なくて済むことを願ってやみません。
筆者も含めて、もう誰がかかってもおかしくない状況になりつつあります。
トレードに最善を尽くすように、自分や家族が感染しないように最善を尽くし、もしも感染しても、私も家族も皆さまも無事に回復できることを心から祈っております。