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2019年3月29日 株情報




【解説】
早いもので、今年ももう桜の季節。
先月の中旬頃には前回の原稿で述べた【シナリオA】の展開に発展していきましたが、
本来であれば3月初旬には米中貿易戦争の交渉期限切れを迎えるはずであり、その結果次第では株価がどちらかに大きく動くと多くの方が予想していたことでしょう。
ところが2月25日にトランプ大統領がその交渉期限の延長を表明した(つまり事実上の態度軟化と中国共産党への譲歩)ことにより、上海総合指数は空前の大暴騰をして(掲示した上海総合指数日足チャートの③をご覧ください)、
ダウナスダックや日経は不透明感先送りのせいからか、結果的に方向感に欠け、今日に至るまでもみあい相場のような展開になっています。

問題は今後ですが、不透明要素が結構多く、予測が非常にしにくいのが悩ましいところです。
その不透明要素とは、いくつか羅列すると、
・米中貿易交渉の行方
・イギリスの離脱問題
・世界経済の減速懸念は実のところ本当なのか?
などでしょうか。

このような予測困難な状況の中で、チャートに何かヒントがないか探すことに私たちも今回は苦労しています。

まずは掲示した日経平均の日足チャートをご覧下さい。
前回の原稿で述べた赤色のトレンドラインAと紫色のCを【シナリオA】の展開で上方ブレイクアウトした後、Wトップのチャートパターンを形成したのち、
(渋谷高雄株式投資大百科第5章第10項を参照)
株価は再び上からCに接近しています。
よって今後の最大のポイントは、株価が再びこのCで支えられて反転上昇するのか?、それともまさかのブレイクダウンを起こすのか?、ということに尽きるでしょう。
本原稿執筆時の現時点では、そのどちらをメインシナリオにすべきかを上記不透明要素などから判断に迷うわけなのです。

そこで他のチャートに少しでも何か参考になりそうなヒントはないか調べました。
次に、掲示したドル円の日足チャートをご覧ください。
株の上方ブレイクアウトと並行して、このまま円安トレンド継続かと思いきや、
景気悪化懸念が拡大してきたことによる欧米の利上げ観測が大幅に後退したことにより円高が進み、
(渋谷高雄株式投資大百科第6章第4項の3を参照)
チャートの形状が三角もちあいのパターンを形成しつつあることが分かります。
(渋谷高雄株式投資大百科361ページのチャート7-2-5-4や465ページのチャート10-4-2等参照)
これが上下どちらを目指すのかも、日経の動向に影響すると思われます。

さらに次に、掲示した上海総合指数日足チャートをご覧下さい。
水色で示した大局的下降トレンドラインAが、昨年11月12日付け原稿執筆時に出した上海チャートのマーカーで示した上限線をさらに延伸したものです。
この後、上海は約2ヶ月に渡り下落を続けましたが、チャート図に赤字の①②③で記入したように、
①金融機関への救済策の発表⇒大陽線の示現
②広範な減税政策の導入観測⇒Aを上方ブレイクアウト、底値反転のチャートパターンを形成
(渋谷高雄株式投資大百科第5章第2項 底値反転を参照)
③トランプ大統領の米中貿易交渉の期限延長の表明⇒大陽線の示現

以上3つの流れで、上海は底値反転のチャートパターンを形成して、現在は青色で示した支持線Bと抵抗線Cに挟まれたレンジ内を推移する株価の動きになっています。
これがもし、下にブレイクダウンしてしまうと、株式投資大百科第5章第15項で説明したアイランドリバーサルのチャートパターンが示現されることになり、日経の動きにはマイナス要因に働くでしょう。
反対に上方ブレイクアウトしていけば、日経の動きにはプラス要因に働くことになるでしょう。

このように今後は、上記で述べた不透明要素の推移を常に観察しつつ、ドル円、上海のチャートの動きをにらみながら、日経チャート上で紫色で示した支持線Cをめぐって、株価がどちらに行くのかを見極めてトレードすることになりそうです。

2019年1月25日 株情報


【解説】
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年同様、今年もいろいろな波乱があるでしょう。
前回の原稿では、昨年1年間において成績が大きく左右されたであろう重要な局面は5つあり、
それらに対応できたかどうかで結果が大きく左右されたと述べましたが、今年もそういった重要局面に対応すべく引き続き頑張っていきたいと思います。

さて、昨年末の株価急落劇から約1ヶ月、ようやくチャートにヒントが垣間見えてきました。
今回掲示した日経平均の日足チャートをご覧下さい。
前回のチャート⑤で書いたピンク色の支持線が今度は役割を逆転させて、抵抗線に変化している可能性があります。
(渋谷高雄株式投資大百科第3章第4項及びそのチャート事例3-4-2を参照)
さらに、新しい下降トレンドチャネルの発生も見てとれます。
(同大百科第5章第13項を参照)

つまり株価はあと少し戻れば、赤色で示した下降トレンドラインと、ピンク色で示した支持線→抵抗線?のあたりに引っかかると言え、そこでは大きな抵抗の力が働くと予想されるのです。
(節分天井、彼岸底という相場格言もあることですし)
よって、ここから先のシナリオを立てるとするならば、

【シナリオA】 赤色で示した下降トレンドラインとピンク色で示した支持線→抵抗線?を上方ブレイクアウトしたら買いシナリオメインで

【シナリオB】 赤色で示した下降トレンドラインとピンク色で示した支持線→抵抗線?で反落したら売りシナリオメインで

以上どちらかとなるでしょう。