元手資金の貯め方

貯金元手資金がない人が、効率よくお金をためる方法を伝授します。

コツは『毎月○万円貯めよう』という漠然とした考えではうまくいかないことが多いので、年間を通して年収全体から収支計画を考えることが重要です。


私のサラリーマン時代の例

当時28~30歳
年収約450万から500万(給料30~35万、ボーナス年間約3ヶ月くらい)
建設不動産業で仕事はかなりハード、残業も多く、休日も週1日取れればいいほう。休日出勤すると手当てがついたので、それで年収は500に届いたが、時間的なゆとりは全然なかった。
株の勉強は平日は電車の中で本を読み、少ない休日にネットなどで。株の講習会にはデイトレーダーになってから通った。当時は仕事が忙しくて行けなかった。

諸条

■実家住まい
(家に毎月5万円入れる。家賃6万で一人暮らしをしていた頃、車の頭金を貯めるために貯金したことがあったが、えらく苦労したので、その後実家に撤退した。一人暮らし時代は年収400万弱で、1年で70万貯めたが、食費をけずったためただでさえ痩せてるのに余計にやせたから)
▼車1台所有(駐車場代毎月15000円)
▼独身
▼ローンなし


さて、年収450万の私が、そこそこ毎日を楽しく生活しながら株の元手資金50万を1年で貯めたい、と思ったら?

※ まず、年間で必ずかかる費用を洗い出しする。年間トータル金額を考える。

以下は税込み年収450万円の私の例
・ 所得税 年間約22万(独身なので家族持ちより少し高い)
・ 住民税 年間約12万
・ 厚生年金 年間約24万
・ 健康保険 年間約15万
・ 雇用保険 年間約3万
・ 生命保険、共済等(加入している場合) 年間約12万
・ 家賃 年間60万
・ 水道光熱費(一人暮らしの場合) なし
・ 駐車場代(車所有の場合) 年間18万
・ 車の任意保険 年間10万
・ 車の税金 年間4万
・ ガソリン代 20万(月2回給油と仮定)
・ 車検費用 年間10万(2年ごと20万なので、1年あたりその半分)
・ 携帯電話料金 年間8万
・ 固定電話、インターネットプロバイダ料金 年間7万
・ クレジットカード、JAF、スポーツクラブなど会費がかかるもの全て 年間5万

上記の合計額が、当時のライフスタイルを維持しながら生きていく上で必ずかかる年間ベースの費用である。これの合計は約230万。
1年で株の元手資金50万を貯めたいのであれば、逆算すると1ヶ月あたり使えるおこづかい額が計算できる。
450 -(230+50)= 170万(年間) 1ヶ月あたり14万。
食事代、飲み代、遊び代、買い物、旅行、冠婚葬祭、その他いろいろな出費があるが、すべてをまとめて月14万程度の出費に抑えれば、1年で50万以上の株元手資金にはなるという見通しがつく。

このように具体的に考えることがコツです。
また、こうやって早くから細かいお金の計算に慣れておけば、いざ株を始めたときに重要なスキル、資金管理の土台となります。


以上は独身サラリーマンの例ですが、家族持ち、学生、主婦、個人事業主それぞれも、上記にあてはめて考えると見通しはたてやすくなるでしょう。
所得税・住民税、各種社会保険料の簡単な算出については、各自ネットで検索するなど勉強してみましょう。